2010年 04月 26日 ( 1 )

農業体験

先々週の土日と、先週末の土曜日に、梨の花付け作業の手伝いに行ってきた。

義父の弟である叔父の家は、梨農園を手広くやっている。
d0149663_16484828.jpg
d0149663_16502977.jpg
ホントのところ、腰痛と花粉アレルギー持ちの私は避けたい作業なんだけれど、猫の手も借りたいというこの時期、
頼まれれば行かないわけにはいかないヾ(´▽`*)ゝ

先週は主に、花粉用の花取りと花粉作りだった。

見た目だけは、やる気満々!(*^ ^* )V (このまま街へ出たら、絶対に職務質問されるよなー笑)
d0149663_15195323.jpg


梨は、自家受粉(同じ花の中で受粉)では結実が悪く変形した果実になりやすいので、他品種の梨の花粉で受粉するんです。
花粉を取るためにはまず、開き始めた花を摘み取ります!! 

これが花粉採取用の梨の花
d0149663_1582470.jpg
食べる実がなる花はこれだから、明らかに違います。
d0149663_1533679.jpg


でも、今年は寒い日が続いたせいで、花の咲きが悪い。いつもの年なら、一斉に満開になっているのに。
こんな風に、蕾が固いのはまだ。
d0149663_1514691.jpg
このくらい開いていれば、摘み取りOK!
d0149663_1513999.jpg
これは、膨らんでいるのを選んで摘み取ります。
d0149663_15214715.jpg


d0149663_1530284.jpgd0149663_15303740.jpg














私の働き!・・・腰に下げた籠いっぱいになるには、軽く1時間はかかった。

d0149663_1535497.jpg



この日、私は籠に5杯ほど摘み取った。我ながら、頑張りました!
d0149663_15554587.jpg
一つの花からわずかな量の花粉しか取れないため、大量に花を摘み取る必要があるんです。

花粉を採取するためにはまず、梨の雄しべの先端に付いている、葯(ヤク)と呼ぶ花粉の入った袋を取り出す必要があります。

摘み取った花から葯を取り出すため、専用のマシンが登場!花びらやがくなど大きいゴミと葯を選別する機械です。

d0149663_15582636.jpgd0149663_15583642.jpg













まず、上部の投入口から、摘み取った花を投入。5秒ほど数えて後部の扉を開くと、花びらなどが排出されます。

選別された葯!

d0149663_1615322.jpg



花びらなど大きいゴミは取り除いたとは言え、この時点の葯にはまだ、花の軸などが混ざっているため、
ふるいにかけて更にゴミを取り除きます。
d0149663_1624179.jpg


そしてさらに、花糸取り機と言うマシンで花糸を取り除きます。
ふるいにかけた葯にはまだ、花糸とよぶ雄しべや雌しべが残っているためである!
d0149663_1635673.jpg
機械の前部に葯が、後部に花糸などのゴミが出る仕組み!

左の紅くきれいなのが、花粉を採取するのに大事な葯、右がゴミです。

d0149663_1653423.jpgd0149663_1654113.jpg














きれいに選別した葯を丁寧に広げ、このようにして1晩~2晩おきます。
d0149663_1674721.jpg
すると葯が開いて、花粉がふき、赤かった葯が黄色になるのです!(写真、奥のように・・・)


これでようやく、花付けの準備完了!!
摘み取った梨の花30kgから、採れる花粉は30gにも満たないそうで・・・これはかなり貴重なんだそうだ。
今では、この花粉も中国から輸入しているところが増えているそうですが、10グラム、4000円くらいするそうです。

この日の夜は、叔父の家で焼肉をしてくれた!しっかり働いた後、みんなで食べる焼肉は最高にうまかった!

叔父の家には、今年から頼もしい人材が増えていた。
高校を卒業してから10年以上名古屋へ行っていたフランケンの従弟が、お嫁ちゃんを連れて帰ってきたのだ。
ごく普通のサラリーマン家庭に育ったという金沢出身のこのお嫁ちゃん、こんな田舎に(しかも農家)お嫁に来てくれただけで、
みんな大喜びなのに、これがまた良く働くのだ!!

そしてとても明るく気立ての良いお嬢さんで、天真爛漫を絵に描いたよう!!本当に可愛い。
一番忙しいこの時期に来ちゃったため、先月嫁ってきてからほとんど休みなく、朝から晩まで農家を手伝い、うちのこともやってくれていると言う。
それでも文句ひとつ言わないなんて、まさに嫁の鏡!  見習え!>自分ヾ(´▽`*)ゝ

そして、叔父の家には、もう何年も前に病気で足を切断し、介護を必要としている90歳になるおじいちゃんがいます。
今までは叔母が農業の傍ら、おじいちゃんの世話をしていたんだけど、今ではお嫁ちゃんも一緒になって介護をしてくれているそうです。
寝たきりのおじいちゃんに優しく接しているお嫁ちゃんを見て、なんだかじーんとして、涙が出そうになった。

フランケンの一番年下で、私のお気に入りでもある従弟に、こんな可愛いくて良く出来たお嫁さんが来てくれたことが本当に嬉しい!

そして、翌日と先週末の土曜日には花付けのお手伝い。
(美味しいお肉をご馳走になってしまったからには、行かないわけにはいかない!)
d0149663_16442434.jpg
いつもだったら、一気に咲く花が、1週間経ってようやく満開になりました。
d0149663_16462139.jpg


「花粉の付き具合によって、いい梨ができるかどうか決まるんだでな!頼むぞv( ̄∇ ̄)ニヤッ」と、
叔父にプレッシャーをかけられながら、人工授粉の開始。
d0149663_1636108.jpg
花粉を小瓶に詰めて腰にぶらさげ、受粉棒と呼ぶ耳かきのお化けみたいなので、梨の花一つ一つに受粉していく。
d0149663_16371225.jpg
枝が低いところもあれば、高いところもあり、かなりハードな作業である!
気をつけていないと、どこまでつけたか分かんなくなっちゃうし・・・(;^_^A
きちんとつけてあげないと、いびつな実ができちゃうって言うから、もう必死!

こうして、梨はで作られているんです。
今まで叔父のところから、気楽に梨をもらって食べていたけど、梨農園へお手伝いに行くようになってから、
いっそうありがたく、美味しく頂いてます。

梨に限らず、どんな物を作るにも、常に天候を気にし、大変な作業をしているんだよね。

今年もまた、貴重な体験をさせてもらいました。秋になったら美味しい実がなりますように・・・。
d0149663_16493683.jpg

今度の休みには、絶対に整体へ行くでー!

More・・・おめでとうございます!
[PR]
by maccha1020 | 2010-04-26 19:45 | 信州の風景(春)